第6回-誰が為の1年生大会

宮崎県立小林高校男子バスケットボール部レッドフェニックス公式HP~守走飛炎 不死鳥の如く~




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 第6回-誰が為の1年生大会

スキル不足

ベンチ1.jpgおおよろこびまくり! 今まで何度も1年生大会には参加しているが、諸先輩方の持つ、アジリティーや、スキルは今思い出しても素晴らしかった。今年の1年生達も当然ファンの期待を一身に背負い、見事なテクニックをこの大会でお披露目してくれると皆が期待していた。ところがチーム全体として見回すと、サイズ、身体能力、ファンダメンタル、経験値、知識など殆どの点で先輩達には遠く足下にも及ばない。これは事実だ。

私たちは汚れている

ベンチ2.jpg授業中よりも真面目にHCの言うことを聞く 冒頭からいきなり絶望的な話になったが、そんな中、彼らがたった1つだけ(本当に1つしかないけど)自信を持って良いことがある。それは

「ガッツ」

である。

ファンの感想

ベンチ3.jpg田中芳樹、辰次も1年のお手伝い サイズの大きい相手に臆することなく向かっていき、当然玉砕される。だが、それでもひたむきに、やられるとわかっていても自らの仕事を全うする。味方のシュートが決まればベンチの選手達はバカになりきって大喜びする。

1年「俺たちは下手だから,コレしかできないんだ!!」

とでも言わんばかりの表情でコートに立っている。今大会を観戦に訪れた関係者やファンが口を揃えて

「負けちゃったけど、見ていて気持ちよかった。こんな試合は久しぶり」

と答えている。

誰が為の1年生大会

タッチザフロア.jpgタッチ・ザ・フロアしまくりまくり! この大会は1年生のお披露目大会という意味が多いということで、そこまでシビアなゲームが続くわけではない。普段プレイタイムを貰えない1年生が思いを発散させる場所である。だが、この大会こそがレッドフェニックスフルチームに与える影響はあまりにも大きかった。

 2,3年生はこの大会を見て果たして何を感じただろうか。決勝戦の点差を見れば8分1Q制度で30点以上の差だ。もし10分1Q制度のゲームであれば50点は差が付いていたかもしれない。だが、1年生が持つガッツは2,3年生が忘れかけていたレッドフェニックスの本質を思い出させてくれた。先輩達はもう一度初心に返り、コート上で自分の気持ちを素直に全部出して欲しい。この大会はレッドフェニックスに関わる人たち全ての為にあったのだ。

来るべきWC予選へ向けて

ミーティング.jpg竹山HCのタイムアウト時の指示

 この後、夏の遠征などを経ていよいよ最終決戦のWC予選が10月に開催される。1年生大会で活躍した選手がどれだけフルチームにメンバー入りするかわからないが、そんなに単純な問題ではないだろう。今までの1年生は2,3年に混じると、借りてきた猫のように大人しくなってしまっている。そうではなくて、たった一人しかメンバーに入らなくても、1年生大会の時を思い出し、チームに刺激を与えて欲しい。

 大問題となったIH予選での敗北から数ヶ月。レッドフェニックスは皆で対話を繰り返し、新しいスタイルを確立しようとしている。そして竹山HCの目指すレッドフェニックスのバスケットボールスタイルが1年生大会で表現されていたとすれば......。

 かならずや、ファンの皆様を満足させる日がくるだろう。

Text by こばやん